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2008年 09月 08日
新聞に日本脳炎のことが書かれてあり、
そういえば札幌に来たばかりの頃に 予防接種を断られたな……ということを思い出した。 当時中国に行く機会が多いと見込まれたため、 日本、特に北海道では一般的ではない予防接種を 「受けたい」と申し出たところ市役所の担当者から 「予防接種を受ける方がリスクがあるのだから馬鹿な考えは改めなさい」 と、さも呆れた様子で言われたのだ。 ところが昨日の新聞では、接種を推奨する内容となっている。 そもそも子供が生まれるまで日本脳炎についてはよく知らなかった。 しかし蚊を媒体としてウイルス感染するそれは、 発症すると治療法はこれといってなく、 致死率は20%程度で更には 半数以上の割り合いで脳になんらかの後遺症が残るという話である。 かつては年間1000人ほどの割り合いで発症者がいた時期もあったらしい。 それがワクチンの接種によりぐっと減り、 現在では年間数人ほどとウィキペディアには書かれてある。 ウィキ情報なのでその正誤率は不明だが、 他に様々な情報と照らし合わせると現在の発症数はやはり少ないことが伺える。 しかし予防接種が今現在控えられているというのはどういうことだろうか。 これは、厚生省が差し控えるよう通知を出したというのもあるだろう。 その潮目になったのが2005年、 女子中学生がワクチン接種後に 寝たきりになったことが原因であると新聞には書かれている。 そもそもワクチンはリスクが伴うものであるから、 今の妊婦や幼児を抱える母親は 「受けるか受けないか」を考えるとも言われている。 実際のところ私自身も後遺症が残る可能性のあるものを、 わざわざ接種する必要があるのだろうか? そう悩んだ時期もあった。 今でもそのリスクは常に念頭にある。 しかし、そのウイルスの発症率が低いというのは 過去に大勢の人々がワクチンを接種してきたことで 得られた安心感なのである。 今二の足を踏んで再び発展途上国と同じように ウイルスを増殖させる可能性を高めるのは得策といえない気がしている。 前述したように、母親達の「受けない」選択が増えていることで 麻疹の流行もきかれるようになった。 それと同じように、今は少ない日本脳炎の流行も こうしているうちにその兆しを見せ始めるのかもしれない。 来年4月には従来の問題点を改善した、 新型ワクチンの供給が可能になるらしい。 厚生省はこうした中、接種を再開する方向で検討しているのだとか。 そうなると次に役所を訪問した時には 「受けるのが義務ですよ!」などと 語尾も荒く言われる可能性もあるだろう。 義務的接種については患者団体から反対が根強いという。 ウイルス感染による後遺症か、はたまた ワクチン接種による後遺症か。 その感染率は定かではないが、 現在においてはどちらも少ない数字ではあるだろう。 それがいつか流行の兆しをもって明確化されるのだろうか。 結局のところチビ子は現在まで接種してはいない。 しかし東アジア全域では年間一万人程度の発症者がおり、 その媒体主が蚊であることを思うと悩まずにはいられない問題である。
by kako-dailylife
| 2008-09-08 03:05
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